AltmanがSlackでIPOの見通しを共有
OpenAIのSam AltmanはSlackを通じて従業員に対し、IPOを「1年以内」に期待するよう伝えた。同社はすでに目論見書(プロスペクタス)を提出済みであり、「早期上場の選択肢を確保するため」と説明している。一方でAltmanは「テクノロジーや世界情勢が予想外の方向に変わる可能性があり、その際には民間企業のままでいる合理的な理由が生まれるかもしれない」とも述べ、状況次第では柔軟に対応する姿勢を示した。
IPO時期として現時点で示されているのは2027年で、当初想定より後ろ倒しになっている。背景としてAltmanはAIの技術進歩と、コンピューティングインフラへの大規模な資本需要を挙げた。なお、従業員向けの株式売却は1株あたり687.69ドルで実施されることが発表されている。
Anthropicが先行上場へ——成長率でもOpenAIを上回る
OpenAIがIPO時期を探る中、競合のAnthropicは数週間以内に上場する見通しだ。さらにAnthropicはOpenAIと比較して高い成長率を示しており、OpenAIがいまだキャッシュバーンの状況にある点と対照的な状況となっている。Anthropicはすでに競合モデルとして「Fable」および「Mythos 5」をリリースしており、製品面でも積極的な展開を見せている。
新モデル「5.6」が6月リリースか
OpenAIは「5.6」というコードネームの新モデルを開発中であることも明らかになっている。Research leadのJakub Pachockiは、このモデルをGPT-5.5から「大きな前進」と表現しており、2026年6月のリリースが候補に挙がっている。投資家や従業員にとっては、上場前のタイミングで技術的な競争力を示す重要な一手となる可能性がある。
出典:The Decoder