AppleはなぜAIブームを追わないのか
2026年のWWDC(世界開発者会議)でAppleが示したのは、派手な新機能の発表ではなく、既存機能の整理・改善と、新OSを古いハードウェア上でも高速かつ効率的に動かすことへの注力だった。
昨今のテック業界では「AgenticAI」(AIが自律的にタスクをこなすエージェント型AI)への投資競争が激化しているが、Appleはこの潮流から距離を置いた。Engadgetのデヴィンドラ・ハードワーは、AppleがそうしたAIブームを追わず、実用的かつプライバシーを重視した機能に集中する姿勢を称賛している。
古いデバイスでも恩恵を受けられるOS設計
今回のOSは、旧来のハードウェアでより速く・より効率的に動作するよう設計されている。最新デバイスを持たないユーザーにも体感速度の向上が期待できる。毎年の新機能追加で買い替えを促す業界の一般的な戦略とは異なるアプローチだ。
パスワード自動変更機能には懸念も
一方で、AppleのPasswordsアプリが侵害されたパスワードを自動変更する機能について懸念が指摘されている。この仕組みによってユーザーが自分のアカウントからロックアウトされるリスクがあるとされており、利便性と安全性のバランスが課題として残る。
その他のテックニュース
Trump Mobile T1は「アメリカ製」ではなかった iFixitがTrump MobileのT1スマートフォンを分解したところ、内部コンポーネントがHTC U24 Proと同一であることが判明した。HTC U24 Proはフィリピンで製造されており、「アメリカ製」という製品の訴求とは大きく乖離している。
Honor Magic V6はハードウェアは高評価、ソフトウェアに課題 Honorの折りたたみスマートフォン「Magic V6」はハードウェア設計の完成度を評価されているが、ソフトウェアの品質面では競合他社に及ばないとの指摘がある。
米議会にJAWBONE法案が超党派で提出 テッド・クルーズ上院議員とロン・ワイデン上院議員は、政府による表現の自由侵害に対抗するJAWBONE法案を共同提出した。この法案は、政府による検閲に対してアメリカ国民が訴訟を起こせる権利を保障することを目的とする。クルーズ議員はワクチン義務批判者への大手テック企業の発言制限を検閲と捉え、ワイデン議員はFCCやFTCを通じたメディア統制への懸念から賛同している。
出典:Engadget