レート制限リセットが「ストック制」に
OpenAIはCodexのレート制限リセット方式を刷新した。従来は一定周期で自動リセットされる仕組みだったが、新方式ではリセット権を「バンク」として蓄積し、ユーザーが必要なタイミングで任意に使えるようになる。OpenAIはこの変更の理由として、柔軟な利用スタイルを求めるユーザーからの要望を挙げている。
付与条件と友人招待による追加取得
Go・Plus・Pro・Businessの各プランユーザーには、開始時点でそれぞれ1回分の無料バンクリセットが付与される。さらにPlusおよびProユーザー向けには、2週間以内に最大3名の友人をCodexの試用に招待することで、追加のバンクリセットを取得できる制度も用意されている。
コスト高騰とAnthropicとの競争が背景
この変更は、AI業界全体のコスト構造に変化が生じている時期に重なる。CEOのSam AltmanはAIコストが事業上の「huge issue(深刻な課題)」になっていると発言しており、持続可能な料金体系の構築が各社共通の課題となっている。また、OpenAIがAnthropicの顧客獲得を念頭にトークン単価の引き下げを検討中との報道もあり、価格競争が本格化しつつある状況にある。
Codexのレートリセット柔軟化は、直接的なコスト削減策というよりも、利便性向上を通じてユーザーの継続利用を促す施策と位置づけられる。ただし競合との価格競争という文脈で見ると、今後のプラン設計や価格改定の動向からも目が離せない。
出典:The Decoder