上場初日に19%高、マスク氏の資産は紙の上で7000億ドル超
SpaceXは金曜日、ナスダック市場での取引を開始した。初値は1株135ドルで、終値は160.95ドルと初値比19%高で引けた。これにより同社の時価総額は約1.8兆ドルに達した。創業者イーロン・マスク氏の保有株の評価額は7000億ドルを超え、氏は計算上のトリリオネア(兆万長者)となった。
上場によって多数の現・元従業員もストックオプションを通じてミリオネアとなり、25年近い歴史を持つ非公開企業が公開市場に姿を現した節目となった。
「宇宙企業」ではなく「AIサービス企業」として評価
5月に提出されたS-1届出書が明らかにした点は、投資家の見方を端的に示している。宇宙関連ソリューションとStarlinkを合わせた貢献は企業価値全体の7%未満にとどまり、残りの大部分は宇宙インフラを活用したエンタープライズ向けAIサービスによって支えられている。
つまり市場は、SpaceXを宇宙探査企業としてではなく、軌道上から法人顧客にAIサービスを供給するプラットフォーム企業として評価していることになる。
公開企業となったことで生じる変化
上場後は、重要な財務情報の公開や株主に対する説明責任が法的に求められる。これまで非公開企業として独自のペースで事業を進めてきた同社にとって、市場や株主からの継続的な視線にさらされる環境は新たな局面となる。
出典:Ars Technica