「行った店」ではなく「通っている店」を可視化
Zestは、ユーザーがPlaid経由でクレジットカードを連携し、自分の飲食履歴をアプリに取り込む仕組みを採用している。訪問回数や支出額といった実際の行動データから「食のマップ」を自動生成し、SNSでの自己演出ではなく本音の食習慣を反映した推薦を行う。
共同創業者のMario Gomez-HallとAlex Mollerは、ミシュランガイドの高級店よりも「毎週通うブリトー屋」のような馴染みの店を浮き上がらせることに価値を置く。「実際の消費データを使うことで、社会的ステータスのための投稿ではなく、本当に通い続けている場所を発見できる」と両者は説明する。
8000万件超のレビューと人間の嗜好を統合
AIの推薦精度を高めるため、ミシュランガイドからRedditまで8000万件以上のレビューを外部データとして統合している。自分の消費履歴とこれらの外部評価を掛け合わせることで、画一的な「人気ランキング」ではない個人ごとの推薦リストを生成する。
サービスはサンフランシスコ・ベイエリアからスタートし、ベータ期間を経て一般公開へ移行。776やKindred Venturesといった投資家(Alexis Ohanian、Steve Jangが参加)から180万ドルを調達している。
今月追加の新機能と今後の展開
今月中に追加予定の機能として、店ごとのフリーフォームメモと、Spotifyの「Discover Weekly」に相当する「Fresh Picks」がある。Fresh Picksは、ユーザーの過去の嗜好をもとに新規開拓候補の店を週次で提案する機能だ。
長期的にはレストランにとどまらず、ショッピングなど都市のほかのスポットへの拡張も視野に入れている。「Zestという名前には食だけでなく『人生への意欲』という意味も込めており、探索全般に広げていける」とチームは述べている。
出典:TechCrunch