AI生成楽曲が急増、Deezerへの1日当たりアップロードの44%を占める

Deezerの集計によれば、同プラットフォームには1日あたり7万5,000曲ものAI生成楽曲がアップロードされており、全アップロードの44%に相当する。さらにこれらのうち最大85%は、人間アーティストの楽曲を模倣して著作権収益を詐取する目的の不正アップロードと同社は分析している。

Deezerはすでに自社サービス内のサジェスト機能や編集プレイリストからAI生成楽曲を除外する方針を採用しており、楽曲に「AI生成」のラベルを付与するにとどまるSpotifyやApple Musicとは一線を画している。

他社プラットフォームのプレイリストも検査可能に

今回Deezerが公開した新ツールは、同社ユーザー以外も利用できる。DeezerのAI楽曲検出サイトにアクセスし、自身が利用するストリーミングサービス(Spotify、Apple Music、YouTube Musicなど)のアカウント連携を許可するだけで、プレイリストが自動で読み込まれ、AI生成楽曲の含有状況が表示される。結果は共有も可能だ。

DeezerのAlexis Lanternierは「他社はまだ我々の取り組みに追随していない。そこで、どのプラットフォームを使っていても、誰でも自分のプレイリストに合成音楽が含まれているか確認できるようにした」と述べている。また「他社プラットフォームからDeezerに移行したユーザーの約半数がAI楽曲をプレイリストに含んでいるというデータが出ている。このツールが世界中のリスナーにとって目を開かせる体験になると期待している」とも語った。

業界全体への技術提供も

Deezerは自社の検出技術をほかのストリーミング事業者にも提供する方針を示しており、業界全体でのAI生成楽曲対策の底上げを狙う。AI生成楽曲の問題は単なる品質の問題ではなく、ストリーミング収益の分配を不正に操作する行為として、人間のアーティストの権利を直接侵害するものと同社は位置づけている。

出典:Engadget

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