Chromeの脆弱性1,072件修正は何を意味するか——AIが変えた「バグ発見の経済学」とApple不参加の理由
Googleは木曜、6月にリリースしたChrome 149と150の2バージョンだけで1,072件のセキュリティバグを修正したと発表しました。過去2年・23バージョン分の合計1,036件を上回る数字で、同社は社内AIツールによる発見・修正の高速化を理由に挙げています。
Googleは木曜、6月にリリースしたChrome 149と150の2バージョンだけで1,072件のセキュリティバグを修正したと発表しました。過去2年・23バージョン分の合計1,036件を上回る数字で、同社は社内AIツールによる発見・修正の高速化を理由に挙げています。
Googleが木曜日に公開した投稿で、Chromeに「動的パッチ(dynamic patching)」を導入し、更新のたびにブラウザを完全再起動する必要をなくす方針を示しました。背景にはChrome 149と150で合計1,072件という異例のバグ修正量があり、直近23回のメジャーリリースの修正数を合算した値を上回っています。
Googleのセキュリティチームは、2026年6月のChromeメジャーリリース2本だけで1,072件のセキュリティバグを修正したと木曜公開のレポートで明らかにし、直前23回のメジャーリリース合計を上回る量に対応するため、セキュリティ修正を週2回配信する体制を試験運用しています。AIを使った脆弱性発見・トリアージ・パッチ作成の内製プロセスが、この急増の主因です。
Googleは、ブラウザChromeにAIアシスタントGeminiを組み込む「Ask Gemini」機能を英国のユーザーに展開しました。従来はAI ProやAI Ultraの有料契約者限定でしたが、2025年後半に米国で広く開放されて以降、50カ国超に拡大しています。
OpenAIは2025年10月に投入したAIブラウザ「Atlas」を、公開から8カ月足らずで終了します。機能はChromeのサイドバーでChatGPTを動かす拡張機能に統合され、独立ブラウザという路線からの後退が鮮明になりました。
GoogleはChromeに統合されたAIアシスタント「Gemini in Chrome」を中南米、中東、アフリカへ拡大し、欧州を除くほぼ全世界で利用可能になったと発表した。