Cybercabのハンドルなし設計はなぜNHTSAの調査を招いたか——自動運転の「自己認証」リスクを整理
Teslaがオースティンの公道に初のCybercabを走らせた数時間後、NHTSAが調査に着手しました。ハンドルもペダルも持たない車両を、Teslaが従来型の乗用車と同じ「自己認証」ルートで市場に出したことが焦点です。テキサス州の自動運転車トラッカー上の登録台数は45台にとどまります。
Teslaがオースティンの公道に初のCybercabを走らせた数時間後、NHTSAが調査に着手しました。ハンドルもペダルも持たない車両を、Teslaが従来型の乗用車と同じ「自己認証」ルートで市場に出したことが焦点です。テキサス州の自動運転車トラッカー上の登録台数は45台にとどまります。
TechCrunchのSean O'Kane記者がOSHA(米労働安全衛生局)への提出データを分析したところ、WaymoとZooxのテストドライバーが2024年と2025年に、車両の急制動や急な挙動によって2ダース(24件)を超える負傷を負っていたことが判明しました。むち打ちなどで数カ月間、業務を離れたケースもあります。
広州拠点の自動運転企業Pony.aiとUberが提携を拡大し、欧州4都市にロボタクシー2000台を投入します。注目すべきは台数ではなく、AV技術・配車プラットフォーム・車両保有・フリート管理を別々の主体に切り分ける「joint-deployment model(共同展開モデル)」が、商用スケールへの道筋として条件面まで明確化された点です。
Amazon傘下のZooxが8月10日から、ハンドルもペダルも持たない専用ロボタクシーで有料運行を始めます。米NHTSAが最大2,500台・2年間の商用運行を認める例外を出したためで、Teslaの2人乗りCybercabを含む後続勢にとっての前例になります。
TechCrunchが金融調査会社Hudson Labsと組み、2019年以降7年分のテスラ決算説明会の発言を1文ずつ分類したところ、イーロン・マスク氏の発言に占めるAI・ロボタクシー・Full Self-Driving(FSD)の比率は2022年の15〜20%から現在は約50%へ拡大し、クルマと製造の話は3分の1未満に縮小していました。直近四半期は約50万台を出荷し売上の70%が車販売という現実との落差が、数字で可視化された形です。
米NHTSAはZooxに連邦自動車安全基準8項目の一時適用除外を認め、同社はラスベガスで有料ロボタクシーの開始が目前と説明しています。一方でサンフランシスコのダニエル・ルーリー市長は7月4日にWaymo車両が立ち往生し主要道路を塞いだ問題を受けて州規制の強化を要請し、ケビン・マリン下院議員は全米共通の最低安全基準を求める法案を提案しました。
Uberとwaymoが、自動運転車の運行を認めるワシントンDCの法案を巡り正面から対立しています。Uberは「人間ドライバーを排除しWaymoに事実上の独占を与える」と反対、対するWaymoは180日・25万マイルの走行要件をすでに満たし、法案が原案通り成立すれば最低6か月先行できる立場にあります。
米NHTSAのJonathan Morrison長官が全AV開発企業に対し、緊急車両や警察の現場を妨害することは「機能的な不備」だとして月内の解決策提示を求めました。同時にUberとWaymoのフェニックスでの提携が終了し、Rivianは13.2億ドルを調達。自動運転をめぐる規制・提携・資金の3つが同時に動いています。
Waymoが中国Zeekr製の専用車両「Ojai」で年間3,156台規模の米国輸入体制を整える一方、TeslaはテキサスでのFSD関連死亡事故を受けNHTSA・NTSBの二重調査に直面しています。自動運転の主導権争いはセンサー戦略と量産能力の差で明確に分岐し始めました。